気になるコインが見つかると、「買った後は、どこに置けばいいのだろう」と思うこともあるかもしれません。
お気に入りを飾って眺める。
大切にしまって、好きなときに取り出す。どちらも、コインを手元で楽しむ方法です。
スラブ入りのコインは、保護ケースに入れたまま保管します。
飾る場合もしまう場合も、湿気や大きな温度変化を避け、ケースを安定して置ける場所が向いています。
ここでは、NGCやPCGSの「スラブ」と呼ばれる保護ケースに入った鑑定済みコインについて、自宅での保管の基本をご紹介します。
アンティークコインにも、近年発行されたモダンコインにも共通する内容です。

右上:2015年フランス「ソワー」100ユーロ金貨、
手前:2022年英国エリザベス2世プラチナジュビリー記念ソブリン金貨。
スラブに入ったまま、手元で図柄を楽しめます。
保管も鑑賞も、ケースに入ったままで
スラブ入りのコインは、ケースを持って、そのまま表裏を眺めることができます。
コインに直接触れずに楽しめるので、表面に指紋を付ける心配もありません。
購入後に、新しくコイン用のカプセルを用意する必要もありません。
飾っておきたいか、眺めたいときに取り出したいか。
普段の楽しみ方から考えると、置き場所も選びやすくなります。
スラブや鑑定ラベルについては、NGCとは?・PCGSとは?でもご紹介しています。
自宅では、どこに置けばいい?
棚や机の上に飾るほか、引き出しやクローゼットの棚に収める方法があります。
どちらの場合も、湿気や大きな温度変化が少なく、ほかの物とぶつかったり、落ちたりしにくい場所を選ぶとよいでしょう。
例えば、日差しで熱くならない棚の一角や、ほかの物に押されずに収められる引き出しなど。
普段の暮らしの中に、その一枚の置き場所を考えてみると、手元に迎えた後もイメージしやすくなります。
飾って楽しむなら
スラブの大きさに合うスタンドや展示ケースを使うと、図柄を見せながら飾ることができます。
ぐらつかずに支えられるものを選び、棚の端や、物を動かすたびに触れてしまう場所を避けると、転倒や落下を防ぎやすくなります。
日差しで熱くなる窓辺や、暖房の熱が直接当たる場所も避けたいところです。
横顔が好きな一枚を飾ったり、その日の気分で入れ替えたり。
ふと目に入るところにあると、日々の小さな楽しみにもなります。
しまって楽しむなら
引き出しやクローゼットに収める場合は、ケース同士が直接ぶつからないようにすると、傷や破損を防ぎやすくなります。
一枚ずつスラブ用の保護袋やクッション袋に入れたり、仕切りのあるボックスに並べたりする方法があります。
いわゆる「プチプチ」の付いた袋も、ケースへの接触や軽い衝撃を和らげるために使えます。
長く使うものは、素材や保管用途についての製品説明を見て選ぶと安心です。
手元の枚数や収納場所に合わせて、眺めたい一枚を取り出しやすい形にまとめられます。
普段、気を付けたいこと
湿気がこもらない場所へ
スラブがコインを保護していても、置き場所の環境には少し気を配るとよいでしょう。
例えばNGCのスラブは、完全な気密・防水を目的とした構造ではありません。
飾る場所もしまう場所も、湿っぽさやカビ臭さが気になるところは避けたいところです。
梅雨など湿気が気になる時期には、収納ボックスに袋入りの乾燥剤を添える方法もあります。使う場合は、製品の案内に合わせて交換します。
日常のお手入れは必要?
スラブ入りのコインは、中のコインを拭いたり、磨いたりする日常のお手入れは不要です。
ケースを持って、そのまま眺めて楽しめます。
きれいにしようと磨くことで、かえって細かな傷を付けてしまうことがあります。不適切な洗浄で表面を傷めると、再鑑定で数値グレードが付かず、洗浄による問題を示す評価になる場合もあります。
そのため、普段はケースを開けず、保護された状態で楽しむのが基本です。
手元に迎えてからの楽しみ
写真で心に留まった横顔や、細かな模様。手元で眺めると、光の当たり方によって、また違う表情が見えてきます。
いつも見える場所に飾るのも、好きなときに取り出してゆっくり眺めるのも、その一枚との付き合い方です。
ふとしたときに「やっぱりこのコインが好きだな」と思えることも、手元に迎える喜びの一つです。
FALJU COINSのコレクションでは、各コインの写真や鑑定評価に加え、図柄の見どころや歴史的背景もご紹介しています。
手のひらに収まる、歴史と芸術。
Art and history, held in your hands.
FALJU COINS
Curated in Tokyo