
いずれもNGCでPF70の評価を受けたプルーフ銀貨です。
コインの商品名や、ケースのラベルに書かれた「PF70」。
初めて見ると、何を表す記号なのか気になるかもしれません。
PF70は、鑑定会社のNGCがプルーフコインに付ける、状態の最高グレードです。
この表記がわかると、気になる一枚について知る手がかりが増えます。
ここでは、PF70の意味と評価基準、コインの価値との関係をご紹介します。
なお、プルーフの表記には、NGCでは「PF」、PCGSでは「PR」が使われます。
この記事では、NGCのPF70について解説します。
PF70は、何を意味する?
PF70は、「PF」と「70」に分けると読みやすくなります。
PFは、収集用に特別な方法で作られた「プルーフコイン」を表す記号。
70は、その一枚の状態に付けられた評価です。
コインの状態を表す評価は「グレード」と呼ばれ、NGCでは1〜70の評価尺度を使っています。
その中で、最も高い評価が70です。
つまり、ラベルにPF70とあれば、「プルーフコインで、状態の最高評価が付いている」と読み取れます。
プルーフコインの作り方や通常貨との違いは、こちらでご紹介しています。

丸で囲んだラベル内に「PF 70」の鑑定評価が記されています。
PF70の評価基準は?
NGCが示す70の基準は、5倍に拡大しても、製造後に生じた欠点が認められないことです。
肉眼で眺めるよりも細かな部分まで確認し、状態を評価しています。
「最高評価」という言葉は、この5倍拡大での基準に沿ったもの。
どこまでも拡大したときの完全さというより、専門家が一定の条件で確かめた、状態のよさを伝える評価です。
PF70は、どこに書かれている?
NGCの鑑定済みコインでは、専用の保護ケースに収められたラベルで確認できます。
このケースは「ホルダー」や「スラブ」と呼ばれます。
ラベルには、発行年やコインの種類、鑑定評価などが記されています。
その中の「PF 70」が、プルーフコインに70の評価が付いていることを示します。
まずは、写真のラベルから「PF 70」を探してみてください。

左側のラベルから、発行年やコインの種類、鑑定評価、鑑定番号を読み取れます。
見慣れない英語や数字の中にも、わかる部分が一つずつ増えていきます。
PF70のコインでも、保護ケースには保管や取り扱いによる細かな傷が付いていることがあります。
PF70と、希少性や価格の関係
PF70からわかるのは、その一枚の状態についてです。希少性や価格を知るには、ほかの情報も合わせて見ていきます。
たとえば、素材は金か銀か、どのくらい珍しい種類なのか、そのコインを求める人がどれほどいるのか。
こうした違いも価格に関わるため、同じPF70でもコインによって価格はさまざまです。
将来の価格についても、その時々の需要や取引の条件によって変わります。
PF70は、将来いくらで売れるかを示すものではなく、コインの保存状態を知るための評価です。
状態は鑑定評価から。
図柄の魅力や歴史の面白さは、その一枚を眺めたり、背景を知ったりする中から。
それぞれに違った楽しみがあります。
好きな一枚に、最高評価が付いている楽しみ
「このデザインが好き」と思った一枚に、状態の最高評価も付いている。
それをうれしく感じることも、収集の楽しみの一つです。
細かな彫刻を眺めたい。好きな肖像を手元に置きたい。描かれている物語を知りたい。
コインに惹かれる理由は、人によってさまざまです。鑑定評価を知ることも、そうした楽しみを広げる手がかりになります。
FALJU COINSでは、状態の評価とともに、デザインや歴史的背景にも目を向けてコインをご紹介しています。
PF70の意味がわかったら、今度はコインそのものも、ゆっくり眺めてみてください。
肖像の表情や衣服のひだ、小さく刻まれた文字。
数字だけでは伝わらない、好きだと思える細部が見つかるかもしれません。
FALJU COINSのコレクションでは、各コインの写真や鑑定評価に加え、図柄の見どころや歴史的背景もご紹介しています。
手のひらに収まる、歴史と芸術。
Art and history, held in your hands.
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